イランのPress TVは7月8日、ウェブサイトにおいて次のように報道した。イランのRostam Qasemi石油相は、中国が200億ドルを投じてイランの2ヵ所の油田を開発することに同意したと表明した。この2油田の原油生産量は最終的に70 万BDに達するだろう。Qasemi石油相によると、中国との10〜15年に及ぶ長期交渉を経て、双方はAzadegan油田とYadavaran油田の開発で合意に達した。

　イランは世界第4位の産油国であり、OPEC第2の石油輸出国。また、中国にとっては第3位の石油輸入先である。

　核問題と制裁の影でイランは外国投資を石油・天然ガス事業に導入しようと努めてている。2011年11月、イランの石油相は、外国投資家に21件の石油・天然ガス事業を準備し、融資も提供したいと表明した。アナリストによると、国際石油市場の開拓、特に産油国の上流分野参入を進める中国企業にとっては絶好の機会になる。

　（網易財経 7月9日）