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【電力】

ロシアからの電力購入が9.26億kWhに 中国の電力輸入量の半分 (12/07/10)
2012/7/19
中国【電力】

 黒龍江電力公司からの情報によると、中露エネルギー協力のグレードアップに伴い、黒龍江省のロシア電力購入規模が拡大している。今年上半期に黒龍江省がブラゴベシチェンスク−黒河110kV送電線、ブラゴベシチェンスク−アイグン220kV・A・B送電線及びアムール−黒河500kV送電線を通して輸入した電力は合計9.26億kWhに上った。

 2012年に国家電網公司とRAO Energy Systems Vostokが結んだ電力売買契約に基づき、黒龍江電力公司のブラゴベシチェンスク−黒河110kV送電線、ブラゴベシチェンスク−アイグン220kV・A・B送電線によってロシアから中国へ電力が供給されており、また、黒龍江省黒河地区でも売買されている。

 契約の履行を確保するため、中露両国政府及び企業は協力事業の推進や計画負荷曲線と実際に発生する偏差等の技術問題を解決するために度々協議を行い、双方は基本コンセンサスに達している。

 2012年上期に黒龍江省電力公司がブラゴベシチェンスク−黒河110kV送電線とブラゴベシチェンスク−アイグン220kV・A・B送電線によって輸入した電力は6.5億kWhに上り、年度契約輸入量の50%に達している。昨年同期に比べると2,300万kWh増加したことになる。また、4月1日に電力供給を開始したアムール−黒河500kV送電線は6月末までの累計輸入量が2.76億kWhに上り、年度契約輸入量の21.2%を達成した。

 ロシアの電力資源は豊かであり、電力系統は欧州最大、世界第4位。年間電力供給量は1兆kWhに上り、大量の余剰電力を国外に販売することが出来る。中国は1992年にロシアからの電力購入を開始し、ブラゴベシチェンスク−黒河110kV送電線とブラゴベシチェンスク−アイグン220kV・A・B送電線によって累計53.85億kWh、金額にして1.93億ドルの電力を輸入した。

(新華網 7月10日)