12月2日に中国石油天然ガス集団(CNPC)と雲南省政府が戦略協力に関する枠組合意文書に調印したが、業界関係者は、この提携は中国・ミャンマー石油パイプラインの建設準備作業が急速に進んでいることを示していると指摘する。 設計段階にある中緬石油パイプラインはインド洋からミャンマーを経て雲南まで。第1段階の輸送能力は原油年間2,000万トンに上り、日量40万バレルの輸送量に相当する。昆明と重慶に製油所を設けることも確定している。業界関係者によると、このパイプラインによって西南地区の石油製品不足が緩和されることになり、一方、今回成立したCNPCと雲南省の戦略提携は今後石油パイプラインの設計と建設において重要な効果を発揮するだろう。 中緬石油パイプラインや計画中の中緬天然ガスパイプラインが完成すると、CNPCと雲南省は今回の合意に基づいて、石油・天然ガスの販売でも協力を展開する。 なお、雲南市場では最近深刻な軽油不足を来たしており、石油製品、とりわけ軽油の在庫はほとんど底を尽いている。そのため、CNPCと中国石油化工(SINOPEC)は緊急に48万トンの石油製品を雲南に供給した。 (中国石化新聞網 12月4日)
12月2日に中国石油天然ガス集団(CNPC)と雲南省政府が戦略協力に関する枠組合意文書に調印したが、業界関係者は、この提携は中国・ミャンマー石油パイプラインの建設準備作業が急速に進んでいることを示していると指摘する。
設計段階にある中緬石油パイプラインはインド洋からミャンマーを経て雲南まで。第1段階の輸送能力は原油年間2,000万トンに上り、日量40万バレルの輸送量に相当する。昆明と重慶に製油所を設けることも確定している。業界関係者によると、このパイプラインによって西南地区の石油製品不足が緩和されることになり、一方、今回成立したCNPCと雲南省の戦略提携は今後石油パイプラインの設計と建設において重要な効果を発揮するだろう。
中緬石油パイプラインや計画中の中緬天然ガスパイプラインが完成すると、CNPCと雲南省は今回の合意に基づいて、石油・天然ガスの販売でも協力を展開する。
なお、雲南市場では最近深刻な軽油不足を来たしており、石油製品、とりわけ軽油の在庫はほとんど底を尽いている。そのため、CNPCと中国石油化工(SINOPEC)は緊急に48万トンの石油製品を雲南に供給した。
(中国石化新聞網 12月4日)