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【石油・天然ガス】

湖南省のシェールガス資源量は7兆m3 (12/08/27)
2012/9/3
中国【石油・天然ガス】

 湖南石炭地質探査院は1年余りに及ぶ探査研究を経て、湖南省のシェールガス原始埋蔵量が7兆m3に達するとの基本見積もりを示した。

 湖南省科技庁は8月25日、長沙で《湖南省古生界シェールガス鉱床生成条件と資源評価》事業の審査会議を開き、中国工程院の康玉柱院士など専門家が同事業の成果に対して審査を行った。専門家は同事業の成果が国内先端水準に達し、部分的には国際先端水準に達していると評し、湖南省のシェールガスの探査開発において重要な指導意義を有するとの認識で一致した。

 今回の革新的な研究成果は湖南省内のシェールガスが炭化水素根源岩系及びガス賦存層系であることを明示するとともに、シェールガス層の分布の特性について総括した。湖南省のシェールガス資源は主に西北部に分布し、同エリアの資源量は4.81兆m3になり、省全体の総資源量の7割近くを占めると見られる。次いで中部の資源量は1.25兆m3余り、東南部の資源量は1兆m3近くになる。また、シェールガス鉱床生成の地質条件を研究することにより、湖南省内の3ヵ所の有望鉱区が初めて浮上した。漣源、桑植、石門の3ヵ所である。

 湖南石炭地質探査院を所管する湖南省炭田地質局は、華電集団並びに華晟能源投資発展有限公司との共同出資により、湖南省シェールガス開発有限公司を設立した。同公司は主にシェールガスの探査、開発、利用及びパイプラインの敷設等を手がける。

 湖南省炭田地質局の林中湘局長によると、次の一手として、《湖南省シェールガス資源調査評価》を速やかに完成し、シェールガス探査計画を策定することになる。そして上記3ヵ所の有望探鉱区の中から1ヵ所を選んで、実証的な探査開発を展開するとともに、湖南省の地質状況に適したシェールガス探査開発技術の研究を強化する。

 (湖南省人民政府ポータルサイト 8月27日)