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中国
【石油・天然ガス】

山西省太原−長治炭層ガスパイプラインが全線開通 (12/09/03)
2012/9/13
中国【石油・天然ガス】

 山西国際能源集団傘下の山西国化能源有限責任公司が建設した山西省重点事業「太原−長治」天然ガス(炭層ガス)パイプラインが全線開通した。これにより、太原、晋中、長治及び陽泉の4市・5区・11県において炭層ガスの収集・輸送・供給の条件が整った。

 太原−長治ガスパイプラインは山西省の「4ガス」(炭層ガス・天然ガス・コークス炉ガス・SNG)計画中の「3縦」(河東炭田を縦貫する西線・泌水炭層ガス田を縦貫する東線・山西省中部を縦貫する中線)パイプライン網の東幹線であり、全長460キロ、年間輸送能力20億m3になる。中国石油化工(SINOPEC) 楡林−済南パイプラインの天然ガスと泌水炭田の炭層ガスを主要ガス源とし、太原、晋中、長治の3つの市を経由する。

 「ガス化山西」計画において、ガスパイプライン網を完備することは最も基礎的な条件になる。2011年1月、山西国際能源集団とSINOPECは共同出資により山西国化能源有限責任公司が設けられ、同公司が山西省東部の「4ガス」パイプライン網の建設と運営を担当することになった。太原−長治ガスパイプラインは楡林−済南パイプラインへの接続を前提にしつつ、それ以外の国家級ガスパイプライン幹線などのパイプライン網にも接続するとともに、省内の他のガス源を開発して、融通を実現する。

 (山西新聞網 9月3日)