BPのHead of Research and Technology、David Eyton氏は北京において、中国が自国のシェールガス資源の大規模商業開発を可能にするまでには極めて長い時間が必要であると述べた。

　David Eyton氏によると、中国のシェールガス鉱床の地質構造は米国と全く異なっているため、中国はシェールガスの探査が出来たとしても、生産したシェールガスを運搬するためにより多くの基礎施設を建設しなければならない。また、中国のシェールガスには、シェールガス価格決定の仕組みも含めて、もっと多くの政策支援が必要である。

　David Eyton氏は、BPは北米市場において非在来型資源探査の経験が豊かであり、中国の今後のシェールガス開発にも参加を希望していると述べ、「BPは目下この件について中国企業と会談を進めている」とした。2010年、BPは中国最大の石油企業中国石油天然ガス集団(CNPC)と提携して中国西南部の貴州省のシェールガス資源探査に乗り出している。

　（国家石油化工網 9月4日）