中国の新規原子力発電事業が今年末までに「解禁」される見込みである。このことは中国の原子力発電設備産業が新たな発展のチャンスを迎えることを意味する。業界筋の予想では中国の原子力発電市場規模は1兆元に達する可能性もある。国務院常務会議は《原子力発電安全規画》や《2020年原子力発電中長期発展規画》等を可決している。

　今後は沿海部における第二世代原子力発電所から、第三世代原子力発電所や内陸原子力発電所を建設する方向へ発展することになる。原子力発電所建設、核燃料の供給、技術や設備の供給、原子力発電所の運営などの原子力発電産業チェーンの中で、特に原子力発電設備供給が顕著な恩恵を受けることになる。

　（中国投資諮詢網 9月10日）