関係筋からの情報によると、注目を集めている第3西気東輸パイプラインプロジェクトは数ヵ月前に国務院が同意していたが、先日発展改革委員会と能源局内部において連署が完了し、承認文書が近日中にも通達される。業界筋によると、この承認文書が出されるとすぐに第3西気東輸パイプラインは全面着工される。

　公開資料によると、第3西気東輸パイプラインは1本の幹線と5本の支幹線、3本の支線からなり、総投資額は1,160億元に上る。中国石油天然ガス集団(CNPC)の蒋潔敏会長は先日、第3西気東輸パイプラインを2015年までに竣工させると表明した。中国石油大学エネルギー戦略研究院の王震常務副院長の見方によると、パイプラインタリフが高いか安いかは投資収益率に直接影響する。第3西気東輸パイプラインのタリフは第1や第2西気東輸パイプラインと比べて大幅に調整することはない。天然ガスパイプライン投資の特徴は投資回収期間が長く、収益率が高くないこと。そのため、民間資本にとってはこの種の事業に高収益を期待できない。もっとも、投資収益が比較的安定し、リスクが相対的に小さいというメリットもある。

　（中国証券報 9月13日）