天然ガス第12次5ヵ年規画には天然ガス発展目標、パイプライン建設、ピーク調整能力の建設などの専門規画が盛り込まれ、2015年までの天然ガス供給構造の概ねの方向性を決定するものになる。2015年には中国の天然ガス消費量は2,600億m3に達し、一次エネルギー消費に占める比率も現在の4％から7〜8％へと上昇することになる。消費量のうち国産ガス生産量が1,700億m3、純輸入量が900億m3を賄う。また、2015年には炭層ガス生産量が200億m3に達する。

　業界の普遍的な見方によると、天然ガス第12次5ヵ年規画によって天然ガスの量と価格がともに上昇する局面が形成され、こうした局面は、天然ガス生産企業、関連設備メーカー、下流のパイプライン輸送企業や都市ガス公司に大幅な増益をもたらすに違いない。権威筋が明らかにしたところでは、天然ガス第12次5ヵ年規画は今月中に公布される見通しである。規画の対象になる天然ガス貯蔵庫の建設投資は数百億元規模になるだろう。

　（中国経済導報 9月15日）