《省エネ・排出削減第12次5ヵ年規画》の公布に伴って、コーキングのようなエネルギー多消費・高汚染・資源型の産業はますます大きい困難と問題に直面することになる。

　多数のコーキング企業は薄利と赤字の境界線にある。その上、生産能力過剰のため、すでに供給が需要を上回り、コーキング産業は生存の危機に直面している。

　最近、コークス価格の下落が続き、山東省ではすでに1トン1,300元を割っている。山東省のコーキング産業全体で利益を出している企業はわずか20％に過ぎず、約80％が赤字である。一部の小企業は特に資金繰りが厳しい。コークス大省の山西省も状況は楽観できない。70〜80％が赤字であり、利益を得ているのは20％足らず、企業は大きな資金不足を抱えている。

　鋼材価格の持続的な下落や金融危機の衝撃に伴って、中国のコークス価格は急落し、原料炭価格との差が絶えず縮小している。コーキング産業の収益能力は大幅に下がり、軒並み赤字の苦境に直面している。

　（中商情報網 9月18日）