中国石油天然ガス集団(CNPC)は先頃河南省政府と戦略枠組協力に関する合意文書に調印、これに伴い西気東輸二線ガスパイプラインのルートを変更し、河南省西南の三門峡、洛陽、平頂山、南陽等の対象市場にルートを近づけることにした。西気東輸二線が完成すると、河南への天然ガス供給が拡大するだろう。

　また、河南省はCNPCが計画している蘭州・鄭州・長沙等の石油製品パイプラインや付属施設の建設も支援する。一方、この石油製品パイプラインが完成すると、CNPCは河南省への石油製品供給を優先的に確保する。さらに、河南省政府は、都市ガス事業への参入など、天然ガス下流分野におけるCNPCの市場開発や経営を支援する。

　西気東輸二線パイプラインは、新疆のホルコスを起点に、西安、南昌を経て、南は広州、東は上海まで。新疆、甘粛、寧夏、陝西、河南、安徽、湖北、湖南、江西、広西、広東、浙江、上海の13省・自治区・直轄市を経由する。

　(中国油気管道網 12月6日)