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【新エネルギー】

販路に悩むバイオディーゼル (12/09/19)
2012/9/26
中国【新エネルギー】

 食堂の廃棄油からバイオディーゼルは出来るが、この「環境保護製品」は誕生以来悩みが尽きない。バイオディーゼルはディーゼル車に給油でき、しかも石油系ディーゼルよりトン当たり約1,000元安いが、市場独占のために、サービスステーションには依然参入することが出来ないままである。武漢のある環境保護企業がいかにしてバイオディーゼルの販路を見つけるかについて説明してくれた。同公司の生産したバイオディーゼルは2ヵ所の火葬場でボイラーの燃料として試験的に利用されている。同公司の社長は、「バイオディーゼルには価格が安いだけでなく、他のメリットもある。石油系ディーゼルは硫黄分を含んでいるため、火葬した人骨が黄色くなるが、バイオディーゼルは硫黄を含んでいないので人骨は白色で、遺族も喜ぶ」と言う。

 バイオディーゼルは発熱量では石油系ディーゼルにやや劣るが、自動車の燃料にする上で燃焼性は十分にあり、動力は石油系ディーゼルと遜色がない。バイオディーゼルは再生可能なグリーン・エネルギーであり、燃焼による二酸化硫黄の排出は石油系ディーゼルの3分の2である。

 (東方網 9月19日)