電力監管委員会が9月26日に公表したデータによると、2011年末時点で中国の原子力発電所は7基が稼動している。総設備容量は1,257万kWになり、2002年の447万kWの2.8倍に上る。また、建設中(拡充も含む)の原子力発電所は13基、設備容量は3,397万kWになり、建設中の規模では世界一である。さらに、一群の原子力発電事業が準備段階にある。 アモイ大学中国エネルギー経済研究センターの林伯強主任は次のように指摘する。当面の国際原子力発電開発環境は芳しくなく、多くの国は原子力発電の放棄を宣言し、そのことは中国の政策決定層にも一定の影響を及ぼしている。しかし、原子力発電事業が間もなく再開されることには懸念がないが、再開後の原子力発電開発の規模と速度が鍵になる。今後中国の原子力発電所の新規認可においては「第三世代」が主流になり、「第二世代」や「第二世代プラス」の原子力発電所は拡充や認可を得ることが極めて難しくなる。 (北京商報 9月27日)
電力監管委員会が9月26日に公表したデータによると、2011年末時点で中国の原子力発電所は7基が稼動している。総設備容量は1,257万kWになり、2002年の447万kWの2.8倍に上る。また、建設中(拡充も含む)の原子力発電所は13基、設備容量は3,397万kWになり、建設中の規模では世界一である。さらに、一群の原子力発電事業が準備段階にある。
アモイ大学中国エネルギー経済研究センターの林伯強主任は次のように指摘する。当面の国際原子力発電開発環境は芳しくなく、多くの国は原子力発電の放棄を宣言し、そのことは中国の政策決定層にも一定の影響を及ぼしている。しかし、原子力発電事業が間もなく再開されることには懸念がないが、再開後の原子力発電開発の規模と速度が鍵になる。今後中国の原子力発電所の新規認可においては「第三世代」が主流になり、「第二世代」や「第二世代プラス」の原子力発電所は拡充や認可を得ることが極めて難しくなる。
(北京商報 9月27日)