中国の石炭資源量は世界第3位であり、炭層ガス産業の大規模発展にとっても良好な資源条件が備わっている。

　国家能源網のデータによると、2015年には中国の地上炭層ガス採掘量は140億m3に達し、2020年には280億m3、2030年には630億m3に達する。坑内炭層ガス回収量は、2015年に160億m3、2020年に220億m3、2030年に270億m3に達する。つまり、2030年には中国の炭層ガス年産量は900億m3に達する見通しであり、非在来型天然ガスの中ではシェールガスよりも急速に発展することになる。炭層ガス産業のポテンシャルは巨大である。

　専門家によると、省エネ効果の点から見て、900億m3の炭層ガスは1億トンの原炭、三峡水力発電所1.5個分、大慶油田の原油相当量に匹敵する。もう一方では、炭層ガスの開発と運用は省エネ・排出削減にも大きな効果を発揮する。

　（国家能源網 10月15日）