国家発展改革委員会(NDRC)は6日、石油製品の供給を増やす政府の一連の措置が次々と実施に移されており、石油製品の供給は速やかに平常に復すと表明した。

　政府は市場の需要に対応するため、現有プラントの生産能力向上、メンテナンス計画の調整、精製負荷の引き上げ等の措置を取って、石油製品のフル生産を進めている。また、生産、輸送、販売の3つのプロセスで在庫を徹底的に掘り起こして、市場への資源投入拡大に努めている。製品構成の面では、化学工業用の石油製品を減らして、軽油を増やし、また、中国石油天然ガス集団(CNPC)、中国石油化工集団(SINOPEC)に対して、東北3省、山東、陝西、四川等の地方製油所と協力を展開するよう求め、条件に適った地方製油所に原油を供給するとともに、その製油所の石油製品を買い取るよう指導している。

　NDRCによると、CNPCとSINOPECは、北京、天津、上海、広東等の大都市や、北京−珠海、北京−上海、北京−福州、上海−瑞麗（雲南）、広東−江西等の省間高速道路沿線に対する供給を拡大し、特に雲南、広西、浙江等の石油製品不足地区については緊急対応措置を取って、資源の投入を増やしている。不足地区では、民生用、都市公共交通用、公共事業用へ重点的に供給し、市民生活に直結する自動車・船舶については優先供給を確保している。

　これらの措置が貫徹されれば、石油製品の供給は速やかに正常に復すと、NDRCの責任者は語る。

　（中国石化新聞網 12月7日）