農業部が開催した全国くずわら循環農業現場会議からの情報によると、全国にくずわら固体成形加工工場100ヵ所以上が建設されており、ブリケット燃料は年産30万トン以上になる。また、くずわらによるメタン発酵ガス集中供給事業は150ヵ所余り、くずわら熱分解ガス化工場は900ヵ所近くに上り、バイオマス直接燃焼発電事業は40件余り、設備容量は約82万kWになる。新タイプのくずわらエネルギー化による開発利用量は約640万トン。

　近年、政府は循環農業の発展とくずわらの総合利用を奨励するため、優遇課税や補助金によるインセンティブ政策を相次いで制定している。具体的には、くずわらのエネルギー化を進める企業のくずわら消費に対して専門予算から補助金を給付することや、くすわらを使用する電力生産に対して所得税の減免を適用すること、農業機械購入補助金の適用対象にくすわらの農地への還元やサイレージを加えることなどがある。こうした政策はくずわら循環農業の発展を加速する上で重要な作用を発揮する。

　（経済日報 11月3日）