中国共産党第18回代表大会報告は、エコロジー文明の建設、省資源と環境保護の基本国策の堅持、節約優先・保護優先・自然修復を主とする方針の堅持、グリーン発展・循環発展・低炭素発展の推進、省資源と環境保護の空間構造・産業構造・生産方式・生活様式の形成、生態系悪化傾向に対する源流からの転換を提唱し、人民のために良好な生産・生活環境を創造し、地球の生態系の安全に貢献することを謳っている。

　国家統計局のデータによると、2010年の中国の環境汚染管理投資総額は6,654.2億元に達した。2002年の5倍になる。環境汚染管理投資総額は年々増加し、GDPに占める割合も上昇傾向を示している。一方、環境汚染や環境破壊事故は年々減少している。2001年は合計1,842件発生したが、2010年にはその4分の1の420件に減った。

　環境保護第12次５ヵ年規画によると、第12次５ヵ年規画期の中国の環境汚染管理投資総額は3.4兆元を超えることになる。

　（法制晩報 11月12日）