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中国
【新エネルギー】

《気候変動緑書》が発表「中国の太陽エネルギー開発ポテンシャルは巨大」(12/11/22)
2012/11/29
中国【新エネルギー】

 中国の太陽エネルギー資源の総量は大きく、未来の開発ポテンシャルも大きい。社会科学文献出版社が11月21日に発表した《気候変動緑書・気候変動対応報告(2012)》はそのような見方を示した。

 同緑書は次のように指摘する。中国の太陽エネルギー資源は総量が大きく、未来の開発ポテンシャルは巨大である。現在の資源開発ポテンシャルの分析は未だ資源総量のみに止まっている。2010年に中国気象局が行った全国太陽エネルギー資源評価によると、中国の年間総照射量は西北から東南へと増加から減少に転じ、その後再び増加する傾向を示している。西部の多くのエリアは東部よりも多く、高原は平原内陸部や沿海よりも多く、乾燥地区は湿潤地区よりも多い。全国平均の総照射量は約1,500kWh/m3であり、大多数(98%以上)のエリアは年間総照射量が1,000 kWh/m3以上、3%の地区では2,000Wh/m3以上に達している。チベット南部は2,140 kWh/m3に上る。重慶地区は総照射量が中国で最も低く、最小値は905 kWh/m3である。資源総量の点から見ると、中国の大多数の地区は太陽エネルギーの開発利用に適している。2015年までに中国の太陽熱発電設備容量はおよそ3,000MW規模に達し、PVシステムとの比較可能コストをもとに試算すると、市場規模は450億元に達する。

 (証券時報網 11月22日)