国土資源部は12月6日、シェールガス鉱区19ヵ所の探鉱権落札結果を発表した。各鉱区につき上位3社が落札候補企業となり、うち得点の最も高い企業が落札企業になる。中煤地質工程総公司、華電湖北発電有限公司、河南豫鉱地質探査投資有限公司の3社は2ヵ所の鉱区を落札して、最大の勝者となった。一方、6日に開催された「2012年非在来型石油ガス協力パートナーサミット」において、国家能源局の関係責任者は、《シェールガス第12次5ヵ年規画》や《シェールガス技術設備研究開発及び実証事業専門規画》など多数の政策措置を策定して、シェールガスの投資と開発を支援すると表明した。

　銀河証券の機械産業アナリストである邱世梁氏によると、中国のシェールガス産業は米国の「シェールガス革命」に導かれる形でその歩みを開始し、探鉱権入札実施後に企業は投資に着手して、シェールガスは爆発的な成長を迎えることになる。シェールガス開発設備産業は「黄金の十年」を迎えると期待され、特にフラクチャリングや検層などの中核設備メーカーと、開発に直接参加する企業が最も大きな利益を得る。某機関の試算によると、2020年の中国のシェールガス生産量を600億m3と仮定すると、2020年までに4万坑のシェールガス井を掘削することが必要になり、産業の総投資額は約8,000億元になる。うち設備投資需要は約2,000億元、年平均で222億元になり、今後9年間のシェールガス設備需要の年平均伸び率は50％前後に上る。

　（大衆証券報 12月8日）