12月7日、カナダ工業相Christian Paradisはカナダ政府が中国海洋石油総公司(CNOOC)によるNexon石油買収案を承認したと発表した。Paradis石油相の声明によると、カナダ政府は「カナダ投資法」の枠組みの下でCNOOCのNexon買収がカナダに利益をもたらすと認識した。カナダ政府は、管理の透明度、情報開示、カナダの法律遵守や自由市場の指針、取締役会、資本投入などの面でCNOOCの行った重要公約に満足した。

　CNOOCの買収案は承認されたものの、カナダ政府は今後国有企業のカナダ企業買収に対してより高いハードルを設けることになる。カナダのハーパー首相は同日、「カナダ政府は長年各経済分野において国有ファクターを引き下げることに努めてきたが、外国政府がこれに取って代わるようになった」「カナダ人、特に投資家は、今回の承認がこうした流れの始まりではなく、終わりであることを知るべきだ」と指摘した。

　（中財網 12月8日）