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【石油・天然ガス】

中国のシェールガス・オイル開発は「群雄割拠」CNPCはシェールオイルで外資と提携 (12/12/12)
2012/12/20
中国【石油・天然ガス】

 シェールガスとシェールオイルは様々な資本の「群雄割拠」状況を呈している。先日発表された第2回シェールガス入札では4大石油ガスメジャーは意外なことに悉く落選したが、しかし、シェールオイル事業では中国石油天然ガス(CNPC)が機先を制している。大慶の実証事業が順調に進展し、新疆馬朗鉱区のシェールオイル対外共同リスク探査事業も承認された。

 CNPCのオフィシャルサイトによると、同社初のシェールオイル実証事業は今年順調な進展を見た。この事業は大慶油田柳樹河に位置し、シェールオイルパイロット基地が完成すると年間3万トンのシェールオイルを生産することになる。

 また、発展改革委員会は今年11月、新疆馬朗鉱区におけるCNPCのシェールオイル対外共同リスク探査事業を承認した。但し、この事業に参加する外資企業は明らかにされていない。もっとも、新華網の8月の報道では、CNPCと米国Hess社の専門家から構成されるチームがシェールオイルの探査評価と開発計画を策定したとのことである。CNPCにとっては非在来型石油ガス分野では初の対外協力事業になる。両社は三塘湖馬朗鉱区の数百平方キロのエリアにおいてシェールガスの共同開発を進める。今年4月、CNPCは、トルファン・ハミ油田がシェル及びHessと共同で三塘湖のシェールオイルを開発することに同意していた。

 (中国新聞網 12月12日)