カナダのEncana社は、中国石油天然ガス(PetroChina)が22億ドル投じてEncanaから開発の見通しが良好なアルバータ州所在の石油・天然ガス権益の半分を買収することになったと発表した。

　合意文書によると、PetroChinaはEncanaのDuvernay事業権益の49.9％を取得する。この事業の石油埋蔵量は90億boeに上る見通しである。PetroChinaは事業開始時に11.8億カナダドルを支払い、その後4年間、Encana社の開発費を負担する形で別途10億カナダドルを支払う。

　カナダのハーパー首相は外国国営企業によるカナダでの資産買収についての手引きを発表し、特にカナダのオイルサンド分野に外国企業が買収性の投資を行うことに対して厳しい制限を設けたばかりである。
　なお、EncanaとPetroChinaは2011年、54億カナダドルを投じてカナダのブリティッシュコロンビア州に天然ガス合弁企業を設けようとしたが、失敗に終わった。

　（騰訊財経 12月14日）