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【石油・天然ガス】

中国は今後3つのステップでシェールガスを開発 (12/12/21)
2012/12/27
中国【石油・天然ガス】

 中国石油天然ガス集団(CNPC)探査技術専門家委員会の趙文智副主任は、中国のシェールガス開発は今後5〜10年は技術準備とパイロット実証エリアの建設を進め、探査開発技術を徐々に整えて大規模応用を実現し、生産量が急成長期に入ると、2030年には生産量が1,000億m3に達するとの見通しを示した。

 趙文智副主任によると、米国のシェールガスは技術準備から大規模開発に到るまで約30年の時間を要した。中国のシェールガス開発には後発の優位があり、米国のノウハウを参考に、成熟した技術の導入・消化、吸収と再イノベーションを基礎に、中国の地質と地表条件に適した技術並びにと設備を開発することが出来る。

 中国のシェールガスの開発・利用は3つのステップに分けることが出来る。2015年まではパイロット実証開発エリアを建設し、中国の地質と地表条件に適したシェールガス探査開発技術及び経済性のある開発方式を形成し、生産量の大規模化に向け努力する。2015〜2020年は、南方海成シェールガスの大規模開発に重点を置くとともに、海陸移行及び陸成シェールガスの工業開発でブレークスルーを図り、大規模な開発と利用を実現する。2020年以降は中国の特徴に適合するシェールガス探査開発の総合技術と有効な管理体制並びにメカニズムを形成する。10〜20年の時間をかけて、シェールガスを、中国の天然ガス産業の急速な発展を支える主力とするのである。

 (経済日報 12月21日)