中国南車株洲電機有限公司は12月15日、同社の研究員が新型ギア伝動装置、軽量化、高絶縁クラス、低回路電圧といった技術を採用して、出力2メガワットの低風速風力発電機を開発したと発表した。この発電機は毎秒7メートル以下でも運転可能である。当初は湖南省●口風力発電所向けに量産される。

　長年にわたり中国の大型風力発電設備は風力の高い辺境部や高海抜地区でしか利用することが出来ず、困難な系統連系や輸送問題が風力発電の発展を制約するボトルネックとなっていた。

　2メガワット低風速風力発電機が出現により、経済が発達し人口密度が高く電力消費の大きい華東、華南、華中など、中国の国土面積の68％以上を占める「低風速地区」が現地において風力資源を利用できるようになり、新エネルギー開発や環境保護、省エネ・排出削減にとって意義が大きい。
　
　（新華日報 12月17日）

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