天冠集団はキャッサバを利用するエタノール燃料製造技術の研究と開発において突破的な進展を遂げた。この技術によって生産したエタノール燃料は国の自動車用エタノールガソリン品質監督検査センターの検査においてあらゆる指標も要件に適合し、しかも省エネ・排出削減に優れることが明らかになり、河南省の科技成果審査にもパスした。

　世界的もエタノール産業は急成長したが、トウモロコシ等の農作物の使用量と価格がいずれも上昇しているため、非穀物系バイオエタノールが発展の流れになっている。

　天冠集団は長年の研究を経て、キャッサバを燃料とするエタノール生産技術を開発した。天冠集団の張暁陽会長によると、この事業ではキャッサバのエタノール発酵技術は半連続発酵を採用してサイクルを短縮するとともに、資源とエネルギーの消費を引き下げた。エタノールの蒸留には強制逆流と4本の蒸留塔を組み合わせる新技術を採用し、海外の同種技術に比べ、設備投資を26％、原料消費を10％、生産コストを6％カットした。11月末には河南省科技庁の委託を受けた南陽市科技局が専門家による成果同意鑑定を行った。

　（国際新能源網 12月12日）