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中国
【石油・天然ガス】

2013年全国エネルギー会議がシェールガスの強力推進を議決 (13/01/09)
2013/1/16
中国【石油・天然ガス】

 1月7日、2013年全国エネルギー工作会議が北京で開かれ、8つの面で対策に取り組むよう強調したが、その中で、「国内のエネルギーの有効供給を増やし、石炭の安全な採掘と高効率の利用を推進し、石炭火力発電を最適化し、区域間の送電ルートの建設を加速し、シェールガスや炭層ガス等の非在来型石油ガス資源の開発に力を入れ、通年のエネルギー需給の全体的な平穏を確保する」ことが筆頭に掲げられた。

 近年、中国のシェールガスや炭層ガス等の非在来型石油ガス資源の開発が注目を集めている。特にシェールガス開発は2012年に入って政府から高度に重視されるようになり、3月に温家宝首相は政府工作報告の中でシェールガスの探査と開発を重点的に加速することを提唱した。9月には国土資源部が第2回シェールガス探鉱権公開入札を実施し、民営企業や外資企業の参加を容認した。11月には財政部と国家能源局はシェールガス開発利用助成政策を打ち出し、2012〜2015年の助成基準を1m3当たり0.4元とした。続いで国土資源部は《シェールガス探査採掘並びに監督管理の強化に関する通達》を発し、シェールガス資源の調査と評価、科学技術研究や産業発展について要件を提示した。

 中国のシェールガスの技術的可採埋蔵量は25兆m3、主に四川、新疆、重慶、貴州、湖北、湖南、陝西に分布しており、これらの地区は科学技術の研究に取り組んでいる。第2回シェールガス探鉱権入札の結果も発表され、落札企業は間もなく国土資源部と正式契約する。政府は2013年も引き続きシェールガスの発展を強力に推進し、関係部門はシェールガス開発支援政策を打ち出すだろう。
 
 (中国能源網 1月9日)