1月23日、国務院弁公庁はエネルギー発展第12次5ヵ年規画を通達して、第12次5ヵ年規画期におけるエネルギー発展について、次の9項目の主要任務を提示した。

　(1) 国内資源の探査開発を強化する。石炭の安全で効率的な開発を進め、在来型石油ガスの探査開発を加速し、非在来型天然ガス資源開発に力を入れる。水力発電の積極的で秩序ある発展を進め、原子力発電を安全かつ効率的に発展させる。風力発電等の再生可能エネルギーの発展を加速する。

　(2) エネルギーの効率化とクリーン化を推進する。効率的でクリーンな石炭火力発電を発展させ、石炭の選炭と深加工のグレードアップとデモンストレーションを推進する。製油加工産業を集約的に発展させ、天然ガスの秩序ある発展を進める。

　(3) エネルギー供給方式の変革を推進する。分散型エネルギーの発展に力を入れ、スマートグリッドの建設を推進し、新エネルギー自動車へのエネルギー補給施設を建設する。

　(4) エネルギー貯蔵・輸送移設の建設を加速する。戦略ルートと基幹ネットワークの建設を強化し、備蓄の緊急対応保障能力を高める。

　(5) エネルギー民生プロジェクトを実施する。農村電力網の建設を加速し、農村再生可能エネルギーの発展に力を入れ、農村エネルギー基礎サービスシステムを完備する。辺境・僻遠地区のエネルギー建設を強化し、民生用天然ガス供給の普及率向上に注力する。

　(6) エネルギー消費総量を規制する。総量規制目標と分担の仕組みを明確にし、産業の構造と部署を最適化し、省エネの効率向上を全面的に推進し、エネルギー使用管理を強化する。

　(7) エネルギー体制改革を深化する。現代的エネルギー市場システムの整備を加速し、電力、石炭、石油、天然ガス、再生可能エネルギー及び分散型エネルギーなど重点分野の改革を推進し、エネルギー価格メカニズムを完備する。

　(8) エネルギー科学技術と設備の水準を引き上げる。科学技術イノベーション能力の建設を加速し、エネルギー設備の自主化レベルを高め、重大科技実証プロジェクトを実施する。

　(9) エネルギーをめぐる国際協力を深化する。「走出去」（対外進出）戦略の実施を深め、「引進来」（国内導入）の水準を高める。国際貿易を拡大し、国際協力サポートシステムを完備する。

　（新華08網 1月24日）