中国国家統計局は1月18日、2012年の経済統計速報を発表した。 【GDP】 全国GDPは51兆9,322億元、前年比実質7.8％の成長となった。四半期別の前年同期比成長率は、第1四半期8.1％、第2四半期7.6％、第3四半期7.4％、第4四半期7.9％。産業別のGDPと成長率は、第一次産業5兆2,377億元、4.5％、第二次産業23兆5,319億元、8.1％、第三次産業23兆1,626億元、8.1％。第4四半期のGDPの前月比成長率は2.0％。 【工業生産】 全国一定規模以上の付加価値生産額は前年比実質10.0％増加したが、伸び率は前年を3.9ポイント下回った。四半期別の伸び率は、第1四半期11.6％、第2四半期9.5％、第3四半期9.1％、第4四半期10.0％。企業類型別では、国有及び国有持ち株企業の伸び率が6.4％、集体企業7.1％、株式制企業11.8％、外国及び香港・マカオ・台湾投資企業6.3％。重工業の伸び率は9.9％、軽工業10.1％。地区別の伸び率は、東部地区8.8％、中部地区11.3％、西部地区12.6％。主要製品別では、471品目の工業製品のうち345品目で生産額が前年に比べ増加した。うち発電量の伸び率は4.7％、粗鋼3.1％、鋼材7.7％、セメント7.4％、非鉄金属10品目9.3％、コークス5.2％、硫酸4.8％、苛性ソーダ3.8％、化学繊維11.8％、マイクロコンピューター設備11.7％、集積回路9.3％、自動車6.3％、うち乗用車8.3％。エチレンは−2.5％、板ガラス−3.2％。12月全国一定規模以上の付加価値生産額は前年同月比10.3％増、前月比0.87％増。 1〜11月の全国一定規模以上の工業企業利潤額は4兆6,625億元、前年同期比3.0％増になったが、1〜9月期は前年同期比−1.8％であった。なお、前年同期は24.4％の増益。41の工業業種分類のうち、30業種が増益、10業種が減益となり、1業種が赤字になった。1〜11月の全国一定規模以上の工業企業の主営業収入の利益率は5.66％。 【固定資産投資】 通年の固定資産投資（農家を含まず）は36兆4,835億元、前年比名目20.6％、実質19.3％の増加となったが、伸び率は前年を3.4ポイント下回った。うち国有及び国有持ち株投資が12兆3,694億元、14.7％増。民間投資が22兆3,982億元、24.8％増で、投資全体の61.4％を占めた。地区別の投資の伸び率は、東部地区17.8％、中部地区25.8％、西部地区24.2％。産業別の投資額と伸び率は、第一次産業9,004億元、32.2％、第二次産業15兆8,672億元、20.2％、第三次産業19兆7,159億元、20.6％。第二次産業投資のうち工業投資が15兆4,636億元、20.0％増となり、その中で採鉱業の投資が1兆3,129億元、11.8％増、製造業投資が12兆4,971億元、22.0％増、電力・熱力・ガス及び水の生産供給業の投資が1兆6,536億元、12.8％増。通年のインフラ投資（電力・熱力・ガス及び水の生産供給業を含まない）は5兆8,391億元、前年比13.3％増。12月の固定資産投資（農家を含まず）の前月比の伸び率は1.53％。 通年の全国不動産開発投資は7兆1,804億元、前年比名目16.2％、実質14.9％の増加となったが、伸び率は前年に比べ11.9ポイント下がった。うち住宅投資の伸び率は11.4％、前年を18.9ポイント下回った。新規建築着工面積は17億7,334万平米、前年比7.3％減となった。うち住宅の新規着工面積は11.2％減。全国商品建築販売面積は11億1,304万平方米、前年比1.8％増で、伸び率は前の年を2.6ポイント下回った。うち住宅販売面積の伸び率は2.0％で、前年比1.4ポイント下がった。全国商品建築販売額は6兆4,456億元、10.0％増で、伸び率は前年比1.1ポイント下がった。うち住宅販売額の伸び率は10.9％で、前年比1.7ポイント上昇した。通年の不動産開発企業の土地購入面積は3億5,667万平米、前年比19.5％減。全国商品建築在庫面積は3億6,460万平方米、27.0％の増加となったが、伸び率は前年を6.1ポイント下回った。 【消費】 通年の社会消費品小売総額は20兆7,167億元、伸び率は名目14.3％、実質12.1％で、前年比2.8ポイント下がった。都市消費品小売額は17兆9,318億元、前年比14.3％増、農村の消費品小売額は2兆7,849億元、14.5％増。消費形態別では、飲食収入が2兆3,283億元、前年比13.6％増、商品小売が18兆3,884億元、14.4％増。商品小売のうち、自動車類の伸び率が7.3％、前年比7.3ポイント下がった。家具類の伸び率は27.0％、前年比5.8ポイント下がった。家電AV機器類の伸び率は7.2％で、前年比14.4ポイント下がった。12月社会消費品小売総額は前年同月比で名目15.2％、実質13.5％増加し、前月比では1.53％増加した。 【貿易】 通年の輸出入総額は3兆8,667.6億ドル、前年比伸び率は6.2％で、前年比16.3ポイント下がった。輸出は2兆489.3億ドル、7.9％増、輸入は1兆8,178.3億ドル、4.3％増。貿易黒字は2,311億ドル。輸出入総額の中で一般貿易が2兆98.3億ドル、前年比4.4％増、加工貿易が1兆3,439.5億ドル、3.0％増。輸出額の中で中、一般貿易の輸出が9,880.1億ドル、7.7％増、加工貿易の輸出が8,627.8億ドル、3.3％増。輸入額の中で一般貿易の輸入が1兆218.2億ドル、1.4％増、加工貿易の輸入が4,811.7億ドル、2.4％増。12月期の輸出入総額は3,668.4億ドル、前年同月比10.2％増、うち輸出は1992.3億ドルで14.1％増、輸入が1,676.1億ドルで6.0％増。 【物価】 通年の住民消費価格(CPI)は前年比2.6％上昇したが、上昇幅は前年比2.8ポイント下がった。うち都市部は2.7％上昇し、農村部は2.5％上昇した。品目別の上昇率は、食品4.8％、酒・タバコ類2.9％、衣類3.1％、家電及び保守サービス1.9％、医療保健及び個人用品2.0％、交通と通信は−0.1％、娯楽教育文化用品及びサービス0.5％、リビング2.1％。食品価格の中では、穀物価格の上昇率が4.0％、油脂5.1％、食肉2.1％、野菜15.9％、果物−1.2％。12月期の住民消費価格は前年同月比2.5％、前月比0.8％の上昇になった。通年の工業生産者出荷価格(PPI)は前年比1.7％下落し、12月期は前年同月比1.9％、前月比0.1％下がった。通年の工業生産者買入価格は前年比1.8％下がり、12月期は前年同月比2.4％、前月比0.1％下がった。 （国家統計局ウェブサイト 1月18日）
中国国家統計局は1月18日、2012年の経済統計速報を発表した。
【GDP】
全国GDPは51兆9,322億元、前年比実質7.8％の成長となった。四半期別の前年同期比成長率は、第1四半期8.1％、第2四半期7.6％、第3四半期7.4％、第4四半期7.9％。産業別のGDPと成長率は、第一次産業5兆2,377億元、4.5％、第二次産業23兆5,319億元、8.1％、第三次産業23兆1,626億元、8.1％。第4四半期のGDPの前月比成長率は2.0％。
【工業生産】
全国一定規模以上の付加価値生産額は前年比実質10.0％増加したが、伸び率は前年を3.9ポイント下回った。四半期別の伸び率は、第1四半期11.6％、第2四半期9.5％、第3四半期9.1％、第4四半期10.0％。企業類型別では、国有及び国有持ち株企業の伸び率が6.4％、集体企業7.1％、株式制企業11.8％、外国及び香港・マカオ・台湾投資企業6.3％。重工業の伸び率は9.9％、軽工業10.1％。地区別の伸び率は、東部地区8.8％、中部地区11.3％、西部地区12.6％。主要製品別では、471品目の工業製品のうち345品目で生産額が前年に比べ増加した。うち発電量の伸び率は4.7％、粗鋼3.1％、鋼材7.7％、セメント7.4％、非鉄金属10品目9.3％、コークス5.2％、硫酸4.8％、苛性ソーダ3.8％、化学繊維11.8％、マイクロコンピューター設備11.7％、集積回路9.3％、自動車6.3％、うち乗用車8.3％。エチレンは−2.5％、板ガラス−3.2％。12月全国一定規模以上の付加価値生産額は前年同月比10.3％増、前月比0.87％増。
1〜11月の全国一定規模以上の工業企業利潤額は4兆6,625億元、前年同期比3.0％増になったが、1〜9月期は前年同期比−1.8％であった。なお、前年同期は24.4％の増益。41の工業業種分類のうち、30業種が増益、10業種が減益となり、1業種が赤字になった。1〜11月の全国一定規模以上の工業企業の主営業収入の利益率は5.66％。
【固定資産投資】
通年の固定資産投資（農家を含まず）は36兆4,835億元、前年比名目20.6％、実質19.3％の増加となったが、伸び率は前年を3.4ポイント下回った。うち国有及び国有持ち株投資が12兆3,694億元、14.7％増。民間投資が22兆3,982億元、24.8％増で、投資全体の61.4％を占めた。地区別の投資の伸び率は、東部地区17.8％、中部地区25.8％、西部地区24.2％。産業別の投資額と伸び率は、第一次産業9,004億元、32.2％、第二次産業15兆8,672億元、20.2％、第三次産業19兆7,159億元、20.6％。第二次産業投資のうち工業投資が15兆4,636億元、20.0％増となり、その中で採鉱業の投資が1兆3,129億元、11.8％増、製造業投資が12兆4,971億元、22.0％増、電力・熱力・ガス及び水の生産供給業の投資が1兆6,536億元、12.8％増。通年のインフラ投資（電力・熱力・ガス及び水の生産供給業を含まない）は5兆8,391億元、前年比13.3％増。12月の固定資産投資（農家を含まず）の前月比の伸び率は1.53％。
通年の全国不動産開発投資は7兆1,804億元、前年比名目16.2％、実質14.9％の増加となったが、伸び率は前年に比べ11.9ポイント下がった。うち住宅投資の伸び率は11.4％、前年を18.9ポイント下回った。新規建築着工面積は17億7,334万平米、前年比7.3％減となった。うち住宅の新規着工面積は11.2％減。全国商品建築販売面積は11億1,304万平方米、前年比1.8％増で、伸び率は前の年を2.6ポイント下回った。うち住宅販売面積の伸び率は2.0％で、前年比1.4ポイント下がった。全国商品建築販売額は6兆4,456億元、10.0％増で、伸び率は前年比1.1ポイント下がった。うち住宅販売額の伸び率は10.9％で、前年比1.7ポイント上昇した。通年の不動産開発企業の土地購入面積は3億5,667万平米、前年比19.5％減。全国商品建築在庫面積は3億6,460万平方米、27.0％の増加となったが、伸び率は前年を6.1ポイント下回った。
【消費】
通年の社会消費品小売総額は20兆7,167億元、伸び率は名目14.3％、実質12.1％で、前年比2.8ポイント下がった。都市消費品小売額は17兆9,318億元、前年比14.3％増、農村の消費品小売額は2兆7,849億元、14.5％増。消費形態別では、飲食収入が2兆3,283億元、前年比13.6％増、商品小売が18兆3,884億元、14.4％増。商品小売のうち、自動車類の伸び率が7.3％、前年比7.3ポイント下がった。家具類の伸び率は27.0％、前年比5.8ポイント下がった。家電AV機器類の伸び率は7.2％で、前年比14.4ポイント下がった。12月社会消費品小売総額は前年同月比で名目15.2％、実質13.5％増加し、前月比では1.53％増加した。
【貿易】
通年の輸出入総額は3兆8,667.6億ドル、前年比伸び率は6.2％で、前年比16.3ポイント下がった。輸出は2兆489.3億ドル、7.9％増、輸入は1兆8,178.3億ドル、4.3％増。貿易黒字は2,311億ドル。輸出入総額の中で一般貿易が2兆98.3億ドル、前年比4.4％増、加工貿易が1兆3,439.5億ドル、3.0％増。輸出額の中で中、一般貿易の輸出が9,880.1億ドル、7.7％増、加工貿易の輸出が8,627.8億ドル、3.3％増。輸入額の中で一般貿易の輸入が1兆218.2億ドル、1.4％増、加工貿易の輸入が4,811.7億ドル、2.4％増。12月期の輸出入総額は3,668.4億ドル、前年同月比10.2％増、うち輸出は1992.3億ドルで14.1％増、輸入が1,676.1億ドルで6.0％増。
【物価】
通年の住民消費価格(CPI)は前年比2.6％上昇したが、上昇幅は前年比2.8ポイント下がった。うち都市部は2.7％上昇し、農村部は2.5％上昇した。品目別の上昇率は、食品4.8％、酒・タバコ類2.9％、衣類3.1％、家電及び保守サービス1.9％、医療保健及び個人用品2.0％、交通と通信は−0.1％、娯楽教育文化用品及びサービス0.5％、リビング2.1％。食品価格の中では、穀物価格の上昇率が4.0％、油脂5.1％、食肉2.1％、野菜15.9％、果物−1.2％。12月期の住民消費価格は前年同月比2.5％、前月比0.8％の上昇になった。通年の工業生産者出荷価格(PPI)は前年比1.7％下落し、12月期は前年同月比1.9％、前月比0.1％下がった。通年の工業生産者買入価格は前年比1.8％下がり、12月期は前年同月比2.4％、前月比0.1％下がった。
（国家統計局ウェブサイト 1月18日）