中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)の上層部は11日、山東省と雲南省に製油所を建設するよう検討を進めていることを明らかにした。同筋によると、PetroChinaは製油能力の大幅な拡大を図っており、そのためには最大のライバル中国石油化工(SINOPEC)の地盤である山東と雲南の市場に進出することも辞さない。 PetroChinaが計画している山東省と雲南省の製油所は中東とロシアの原油を利用することになるだろう。PetroChinaは、エクソン・モービル等の国際石油メジャーと同様に、輸入原油を利用して、自社の原油生産能力をはるかに超える製油能力を備えようとしているのである。 計画中の製油所の1つは山東省威海市に建設が予定されており、すぐそばの青島市にはSINOPECが大型製油所をかまえている。もう1つは、計画中の中国−ミャンマー原油パイプラインの終点である雲南省の省都昆明に建設されることになる。各製油所の処理能力は少なくとも日量20万800バレルになる。 政府はPetroChinaの新しい製油所建設を支援するよう決定しているが、その背景には、原油価格の上昇が続く中、山東省の独立系製油所が次々と操業を停止するなど経営が極めて不安定になり、そのため石油製品不足が激化したことがある。 PetroChinaとその親会社である中国石油天然ガス集団(CNPC)は最近山東省政府並びに雲南省政府との間で戦略提携協定に調印している。 (中華工控網 12月13日)
中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)の上層部は11日、山東省と雲南省に製油所を建設するよう検討を進めていることを明らかにした。同筋によると、PetroChinaは製油能力の大幅な拡大を図っており、そのためには最大のライバル中国石油化工(SINOPEC)の地盤である山東と雲南の市場に進出することも辞さない。
PetroChinaが計画している山東省と雲南省の製油所は中東とロシアの原油を利用することになるだろう。PetroChinaは、エクソン・モービル等の国際石油メジャーと同様に、輸入原油を利用して、自社の原油生産能力をはるかに超える製油能力を備えようとしているのである。
計画中の製油所の1つは山東省威海市に建設が予定されており、すぐそばの青島市にはSINOPECが大型製油所をかまえている。もう1つは、計画中の中国−ミャンマー原油パイプラインの終点である雲南省の省都昆明に建設されることになる。各製油所の処理能力は少なくとも日量20万800バレルになる。
政府はPetroChinaの新しい製油所建設を支援するよう決定しているが、その背景には、原油価格の上昇が続く中、山東省の独立系製油所が次々と操業を停止するなど経営が極めて不安定になり、そのため石油製品不足が激化したことがある。
PetroChinaとその親会社である中国石油天然ガス集団(CNPC)は最近山東省政府並びに雲南省政府との間で戦略提携協定に調印している。
(中華工控網 12月13日)