蘇州市物価局の関係者は天然ガス料金改訂について3月中旬に公聴会が開かれるとの見通しを示した。現在、物価局は現地のガス供給企業を集めて天然ガス販売コストの試算を行っている。公聴会終了後に各方面の意見を取りまとめ、価格改訂案に再修正を加えた上で、市政府に提出する。最終的にガス料金の調整幅と時期を決定するのは市政府である。

　「蘇州だけでなく、江蘇、浙江省の多くの地方で天然ガス末端販売価格の引き上げが準備されている。2010年に上流のガス価格が引き上げられたが、多くの地方政府は市民生活を考慮して、地元の末端価格引き上げを認可しなかった。天然ガス価格改革が間もなく展開されると、これまでのツケを請求されることになる」と息旺能源アナリストの王瑞?氏は言う。

　これら地区級市の価格調整案はいずれもガス料金の値上げを求めている。「上流のガス価格が高いため、一挙に0.7元/m3の値上げを打ち出している地方もある」と消息筋は言う。　

　（21世紀網 2月21日）