中国電力企業聯合会が2月28日に発表した《2013年全国電力需給情勢分析報告》によると、2013年末の中国の発電設備は12.3億kWになり、世界第一位になると予想される。

　同報告書によると、2013年末の中国の発電設備12.3億kWの内訳は、水力発電2.8億kW、火力発電8.6億kW、原子力発電1,487万kW、系統連系風力発電7,500万kW、同太陽エネルギー発電600万kWになると予想される。

　2013年も中国経済は安定した回復を続けて、電力需要の伸び率の回復が促され、電力使用量は前年比6.5〜8.5％増加する。可能性の高い伸び率は約7.5％である。

　2013年末の全国総発電設備容量は12.3億kW前後、発電設備年間利用時間は4,700〜4,800時間、うち火力発電は5,050〜5,150時間で、いずれも前年に比べ増加する。全国の発電用石炭供給は全体的に安定するが、一部地区では発電用石炭輸送がタイトになる。通年の電力需給は全体的に平衡し、東北地区の電力余剰が増える。西北地区の電力には依然余剰があり、南方地区の電力需給は平衡しつつも、やや余剰が出る。華中地区の電力需給は全体的に平衡する。華東及び華北地区の一部の省では、広域輸送能力の制約、脱硝改修など一部ユニットの停止、天然ガス供給の逼迫、高温や水量などの不確実性もあって、ピーク時間帯に若干の電力不足が生じる可能性もある。

　（新華網 3月1日）