商務部は《2013年全国外国投資導入対策に関する指導意見》を公布し、現代的農業、先進的製造業や新エネルギー等への外国投資を奨励することにした。

　商務部の今年の外資導入対策の目標の一つに、高付加価値製造業分野への外国投資を奨励し、サービス業の対外開放を拡大することがある。そのため、今回の指導意見は、現代的農業、ハイテク、先進的製造業、省エネ・環境保護、新エネルギー、現代的サービス業など一群の重点投資分野を指定している。

　商務部外国投資管理司の分析によると、中国の外資導入は「多方位・多次元」の国際競争に直面しつつある。先進国は大規模な経済刺激策を採って新興産業の発展を進めている。新興経済国は国際企業としての戦略配置を新たな焦点にしつつある。周辺諸国は課税の減免や開放の拡大といった措置によって、コスト的に優位にある産業へ国際企業の投資を導入することに力を入れている。昨年以来、中国への外資の実際投資額は数ヵ月連続で減少したが、国際間の直接投資は全体的に回復傾向が現れ、今後新たな国際投資のブームが発生する公算であり、中国の外資導入にとっても新たなチャンスになる。

　今年2月、中国の実行ベースの外資利用額は前年同月比6.32％増の82.14億ドルになり、8ヵ月連続のマイナス成長からようやく回復を示した。

　（中国品質報 3月25日）