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中国
【新エネルギー】

2012年の中国の風力発電量は前年比41%増 (13/04/09)
2013/4/18
中国【新エネルギー】

 国家能源局が発表した統計によると、昨年の中国の風力発電による発電量は前年比41%増、系統連系設備容量は31%増になった。但し、風力発電の平均利用時間数はやや低下した。

 国家風力発電情報管理センターのデータによると、2012年の中国の風力発電による発電量は1,008億kWh、前年比41%増で、全国の系統連系電力量の2.0%を占めた。全国の風力発電系統連系設備容量は6,266万kW、前年比31%増加した。中国の火力発電の関連指標に基づいて試算すると、2012年の風力発電による発電量は、標準炭換算で石炭3,286万トン、水使用量1.67億トンに相当し、二酸化炭素8,434万トン、二酸化硫黄22.8万トン、煙塵4万トン、窒素酸化物24.2万トンを削減したことになる。国家能源局の別の統計によると、2012年の全国の風力発電平均利用時間数は1,890時間で、2011年の1,920時間から30時間減少した。風力発電の運転状況を見ると、内蒙古東部と吉林は電力制限問題が最も顕著であり、冬季暖房期間の電力制限の比率は50%を超えている。

 また、国家能源局によると、2012年末の中国の洋上風力発電系統連系設備容量は30万kWで、英国の295万kW、デンマークの92万kWに次いで世界第3位。

 国家能源局は先日第12次5ヵ年規画第3期風力発電事業許認可計画を発表したが、新たに許認可する事業規模は合計2,872万kWなり、第12次5ヵ年規画期以来許認可を行う風力発電事業は8,000万kWを超える。

 (ロイター 4月9日)