天津市電力公司は今年第2期の電力グリッド建設改修事業投資計画を示達した。天津市は今年、中国・シンガポール天津エコシティのスマートグリッドの全面建設に着手する。

　天津エコシティのスマートグリッド建設は、2020年を計画目標年度として、エコシティの建設進度と歩調を合わせつつ、若干前倒しで推進することになる。30平方キロ余りの計画範囲内においてスマート化を展開し、220kVスマート変電所2基と110kVスマート変電所4基を建設し、30本近くの10kV複線環状網によるスマート配電網を形成して、電力供給の信頼性を99.999％にする。また、10万世帯に電力光ファイバーを敷設し、電力光ファイバーが全シティをカバーするようにする。

　エコシティのスマートグリッド2013年計画によると、発電側に4件のPV事業の系統連系、電力グリッド側に18本の10kV出力線と47の開閉ステーションを建設して、6本の複線環状網を徐々に形成する。また、エコシティの新住宅区の10,000世帯に電力光ファイバーを敷設し、住民のスマート電力使用の技術条件を整える。さらに、20本の電気自動車用充電ポストを建設して、エコシティにおける電気自動車の充電ニーズを賄う。

　（中国投資諮詢網 4月10日）