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【電力】

寧夏電網が全国に先駆けて農村電力のスマート化を実現 (13/04/23)
2013/4/25
中国【電力】

 2012年に都市部のスマート電気メーター普及を実現した寧夏自治区は、今年6月末には、全国に先駆けて農村のスマート電気メーター普及を実現し、109万の農家が恩恵を受ける。

 スマート電気メーターは国のスマートグリッド建設の重要な事業の一つであり、電力供給サービスのネットワーク化とインタラクティブ化を実現する上で基礎になる。また、スマート電気メーターは累進電力価格や時間帯別電力価格を実現して、合理的な電力使用を達成することを可能にし、住民は様々なルートから電力を気軽に購入できるようになる。スマート電気メーターは電力の計量だけでなく、電力使用情報収集システムによって住民の電力使用情報を電力部門に即時伝達することが出来るとともに、費用制御管理機能も備える。

 寧夏電網は2010年に電力使用情報収集システムの建設を開始し、先に都市部で進め後に農村で進めるという構想に従ってシステム建設を総合的に計画し、スマート電気メーターの普及を整然と進めている。同時に収集データの応用を深化させることで、電気メーターの計量方式を従来の「量的制御」から「費用制御」へと転換するよう推進し、営業業務のスマート化レベルの急速な向上を実現した。

 国家電網寧夏分公司の関係部局によると、同公司は農村のスマート電気メーターの完全普及に約3億元を投入し、農家には一銭も負担させない。

 (中国電力網 4月23日)