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アジア
【石炭】

モンゴル・タバントルゴイが対中石炭輸出を再開 (13/04/22)
2013/4/22
アジア【石炭】

 モンゴルのNorovyn Altankhuyag首相は、同国最大の国営石炭会社タバントルゴイが中国への石炭輸出を再開したと表明した。同社は最大の顧客である中国との石炭貿易を3ヵ月間停止していた。

 モンゴル政府はプレス発表において、タバントルゴイの主要顧客である中国アルミとの交渉が大きな進展を遂げたと述べた。タバントルゴイは1月に中国アルミへの石炭輸出を停止していた。その理由は、国境において中国への物流サービスを提供していたAltangoviの支払うべき金額が不足していたからである。Erdenes Tavan Tolgoi LLCのCEO、Yaichil Batsuur氏によると、同社は資金難に陥り、石炭価格を引き上げて輸出を減らすことを図って、2011年7月に調印した2.5億ドルの契約条項を一挙に改めた。

 Norovyn Altankhuyag首相は、国境地区の33.7万トンの石炭及びタバントルゴイ炭田の100万トンの石炭も含め、対中石炭輸出を再開すると表明した。Erdenesは埋蔵量74億トンのタバントルゴイ炭田を経営する3つの会社の中の一つである。中国アルミとの交渉の詳細について、同社はコメントを避けているが、中国アルミ国際貿易部の程志強副部長によると、モンゴル政府は中国アルミに石炭輸出再開を通知した。Erdenes TTとの売買契約の条項が変更になるかどうかについては、程副部長はコメントを避けた。

 (中国煤炭資源網 4月22日)