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【新エネルギー】

中国初の洋上フローティング式垂直軸潮流エネルギー実証発電所が完成 (13/05/03)
2013/5/6
中国【新エネルギー】

ハルビン工程大学船舶工程学院海洋再生可能エネルギー研究所が中心になって設計した100kW級潮流エネルギー発電所「海能−1」号が浙江省岱山県亀山水道において稼動した。同発電所は独自開発による総容量300kWのツインユニット潮流エネルギー発電装置とフローティング式垂直軸タービン潮流エネルギー発電技術を採用する中国初のフローティング式垂直軸潮流エネルギー実証発電所になり、発電容量は世界最大である。

 同発電所は、フローティング式潮流発電システムの集積設計、高性能垂直軸可変角タービン、軽量・高強度複合材料並びにブレード、発電所浅海域・高負荷係留システム、低速直接駆動永久磁石発電機、電力変換の安定性及び制御、海底ケーブルの動的設計・敷設などのキーテクノロジーにおいてブレークスルーを遂げ、潮流発電機設計の理論と方法やソフトウェアシステムを形成するとともに、フローティングキャリア、係留系統、垂直軸タービン、低速発電機、電力変換など潮流エネルギー発電所の主要設備を開発した。同発電所の実証運転では、海底ケーブルにより洋上発電装置から陸上への電力供給を実現し、発電所システムが洋上において自動運転できるようにしている。同実証発電所事業は専門家チームの審査において、システムの設計技術並びに装置の開発が国際先進水準に達していると認められた。

 (中国能源網 5月3日)