山東省石炭工業局からの情報によると、山東省は今年、資源の統廃合と産業構造調整を強化することになり、炭鉱2ヵ所を閉鎖し老朽化生産能力24万トンを淘汰して、石炭企業の集中度と競争力を高める計画である。

　山東省は近年、石炭産業の合併再編、資源の統廃合、技術改修に重点を置いて、石炭の老朽化生産能力の淘汰に取り組んでいる。全国に先駆けて、3万トン以下、6万トン以下、9万トン以下の炭鉱及び個人所有の炭鉱を次々と淘汰してきた。2005年以降、合計218ヵ所の炭鉱を閉鎖し、1,056万トンの生産能力を淘汰して、1坑当たりの規模を年産40.2万トンから現在の77.7万トンにまで引き上げた。その一方で、生産能力の交代を合理的に計画し、省全体の原炭生産量を9年連続で1.5億トン前後に安定させている。また、安全生産状況も持続的に安定している。

　山東省は今年も引き続き資源の統廃合と産業構造調整を強化し、既存炭鉱の技術改修と資源の掘り起こしを強化するとともに、炭鉱参入基準を引き上げ、地域管理と合併再編を強化し、大手石炭企業グループを組織して、石炭企業の集中度と競争力を高めることになる。

　（大衆日報 5月13日）