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【石油・天然ガス】

第3西気東輸パイプライン東ブロック幹線工事が着工 (13/05/14)
2013/5/19
中国【石油・天然ガス】

 第3西気東輸パイプライン東ブロック幹線の吉安−福州区間第1段階工事が江西省泰和県沿渓鎮蒼峰村で着工された。第3西気東輸パイプライン東ブロックの建設がパイプライン本体工事の段階に入ったことを示すものである。

 中国石油天然ガス集団(CNPC)によると、第3西気東輸パイプライン東ブロック幹線の吉安−福州区間は江西省吉安連絡ステーションを起点に江西、福建の両省を経由して、福建省の福州ターミナルステーションが終点になる。パイプラインの総延長817キロ、パイプラインの直径1,016−1,219mm、設計圧力10Mpa、年間ガス輸送量150億m3になる。

 第3西気東輸パイプラインは第2西気東輸パイプラインの全線開通後における次のエネルギー戦略ルートになり、中国の天然ガス供給を確保する上で重要な意義を担っている。吉安−福州区間は緑被率が高く、また、長江流域を通過するため、水域面積が広く、横断する河川の数も多い。山地が連綿として続き、地質・地理環境は複雑であり、環境保護の条件が厳しい。

 第3西気東輸パイプライン東ブロックは「事業主+監督管理+EPC(Engineering・Procurement・Construction)」という管理モデルを採用し、パイプライン建設はCNPC管理部が全面的に施工の計画と組織に当たり、川慶油建公司と管道局が一括請負業者になっている。

 (北京商報 5月14日)