ロシアのノヴァクエネルギー相は6月20日、ロシア石油会社Rosneftと中国石油天然ガス集団(CNPC)が対中原油供給契約に調印すると表明した。ノヴァクエネルギー相によると、今回の原油供給契約のパラメータは今年3月にRosneftとCNPCが調印した原油供給の拡大に関する原則合意協議書と大きな違いはない。ノヴァクエネルギー相は、Rosneftが対中原油供給を今年80万トン、来年は200万トン、2015年は1,500万トン増加すると述べた。なお、Rosneftの現在の対中原油供給規模は約1,500万トンである。

　対中原油供給の拡大がロシアから世界のその他の地区に対する原油供給バランスに影響を及ぼすかどうかという問題について、ノヴァクエネルギー相は「今のところ特にリスクは見られない」と表明した。

　（中新社 6月21日）