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【石油・天然ガス】

ペトロチャイナが西気東輸パイプラインに社会資金と民間資本を導入 (13/06/27)
2013/7/5
中国【石油・天然ガス】

 中国石油天然ガス (PetroChina)は6月26日、泰康資産管理有限責任公司並びに北京国聯エネルギー産業投資基金と、石油ガスパイプラインへの共同出資で戦略協力協定に調印し、保険、養老金(年金)、銀行、公益基金など600億元の社会資金を導入して、共同出資により中石油管道聯合有限公司を設立することになった。この共同出資公司は第1西気東輸パイプライン西ブロック、第2西気東輸パイプライン西ブロック、渋寧蘭(渋北−西寧−蘭州)線、輪庫(輪南・コルラ)線並びに●烏(●善−ウルムチ)線の5本の天然ガスパイプラインと5本の原油パイプライン並びに5本の石油製品パイプラインを運営する。

 今回の協力ではPetroChinaは資産の現物出資を行い、泰康資産管理有限責任公司並びに北京国聯エネルギー産業投資基金との間で各50%の株式を保有する。協力期間は20年。泰康資産は泰康人寿(生命保険)、中国人寿、中国人保、新華人寿、太平洋保険等の保険業界の出資者の代理であり、出資額は合計360億元になる。国聯基金は工商銀行、農業銀行、建設銀行、長江養老、中国クリーン発展基金等の代理であり、出資額は合計240億元になる。

 国務院国有資産監督管理委員会の蒋潔敏主任は、民間資本や社会資金に対して石油ガスパイプラインへの投資・建設・運営を開放することは、国家重点プロジェクトへ民間資本と社会資金の導入の先例を開くものであり、大きな模範的作用を果たすとし、「国有資産監督管理委員会はPetroChinaの石油ガスパイプラインの共同出資協力の経験を真剣に総括し、国有企業、特に中央企業が戦略的基幹産業や戦略的新興産業を足がかりに、より多くの業種や分野で民間資本及び社会資金との共同出資協力を推進して、国有資本と民間資本の相互補完、共同発展、ウィン・ウィンを推進する」と述べた。

 PetroChinaは、今後他のパイプライン事業、未開発鉱床の開発、シェールガス開発等の事業を適正に選択して、社会資金との幅広い協力を進めると表明した。

 (新華社 6月27日)

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