全国バイオディーゼル産業共同組合の孫善林事務局長は第5回国際バイオマスエネルギー大会において、国家能源局がバイオディーゼル産業の発展に関わる政策の策定を進めていることを明らかにした。各政府部局間で意見聴取を進めているところであり、10月には企業への意見聴取を行う見通し。

　また、国家能源非穀物系バイオマス研究開発センターの蘇淑釵教授は席上、中国のバイオディーゼル政策の未整備が当該産業の急速な発展を阻害する最も重要な要因になっていると指摘した。蘇淑釵教授によると、主要な阻害要因は原材料問題ではなく、中国には広大な荒れ山と荒れ地があり、科学研究の強化と先進技術の応用によって林業バイオディーゼル原材料を発展させる極めて大きなポテンシャルが備わっている。証券会社の研究員は、バイオディーゼルを利用する企業が少ないのは政策と法規の欠如が原因であると指摘し、今後バイオディーゼル産業政策が打ち出されると、産業発展の予想が明確になり、市場には急速な発展の「爆発期」が生まれるとした。

　（中国証券網 7月5日）