7月15日、中緬天然ガスパイプラインが試運転段階に進んだ。注目を集める国際エネルギールートが遠からず商業運転を開始することが示された。

　7月15日時点のマンダレー石油ガス調節センターのモニタリングデータによると、中緬天然ガスパイプラインミャンマー国内区間は圧力、流量、温度など全て正常値を示し、設備は平穏に運転されている。

　但し、中緬天然ガスパイプラインの中国国内区間の完成は9月まで待つ必要があると報道されている。中国石油天然ガス集団(CNPC)内部筋によると、パイプライン全線の商業運転は中国国内区間の全体状況によって左右される。川下のパイプラインは1本だけではなく、分岐輸送の問題もある。

　中緬石油ガスパイプラインは中国4大エネルギー輸送ルートの一つと呼ばれ、総投資額は25.4億ドル、うち石油パイプラインが15億ドル、天然ガスパイプラインが10.4億ドルになる。CNPCによると、中緬天然ガスパイプラインは5年の計画期間と3年の工期を経て、今年5月末に稼動条件が整ったものの、ミャンマーの複雑な政治情勢に影響される形で中緬石油ガスパイプラインをめぐっても争論が生じ、そのため正式稼動と商業運転のスケジュールには不確実性が付きまとっている。

　（網易財経 7月17日）