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【石油・天然ガス】

発展改革委員会「上半期の中国の石油ガス消費は依然旺盛」(13/07/22)
2013/7/29
中国【石油・天然ガス】

 国家発展改革委員会の発表によると、今年上半期の中国国内天然ガス生産量は588億m3、前年同期比9.0%増加した。うち第1四半期の伸び率は6.2%、第2四半期は12.3%。上半期の中国の天然ガス輸入量(LNGも含む)は約247億m3、24.6%増。天然ガス見掛け消費量は815億m3、13.1%増、うち第1四半期の伸び率は13.3%、第2四半期は12.7%。

 今年上半期の中国国内原油生産量は1億331万トン、前年同期比3.2%増。また上半期の原油処理量は2億1,746万トン、6.6%増、石油製品生産量は1億3,377万トン、6.0%増。うちガソリン生産量の伸び率は14.8%、軽油は0.1%。上半期の石油製品見掛け消費量は1億2,654万トン、4.0%増、うちガソリン見掛け消費量の伸び率は12.2%、軽油は−1.7%。

 以上のデータをもとに試算すると、上半期の中国の天然ガス対外依存度は30%近くになり、旺盛な需要を受けて、シェールガス、炭層ガス等の非在来型ガスの開発や天然ガスパイプライン、LNGターミナル、サービスステーション等のインフラ建設が加速される見込みである。また、上半期のガソリン見掛け消費量が比較的高い上昇傾向を示したことは、中国の「モータリゼーション」が引き続き深まっていることを示している。しかし、その一方で、環境保護に対する懸念も大きくなっており、政府は電気自動車やCNG車を強力に推奨することになる。

 (生意社 7月22日)