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中国
【省エネ・環境】

北京・天津・河北地区の全都市で上半期のPM2.5平均濃度が基準の3倍以上に (13/07/31)
2013/8/2
中国【省エネ・環境】

 環境保護部は2013年6月期及び上半期における74都市の大気質状況を発表した。2013年上半期における石家荘市のPM2.5平均濃度は172μg/m3に上り、二級標準の上限値35μg/m3の5倍近くになった。北京・天津・河北地区の都市の上半期PM2.5平均濃度は115μg/m3で、年間濃度基準の3倍以上になった。北京・天津・河北地区の都市はいずれもPM2.5年間平均値の二級標準に満たすことが出来ず、PM2.5汚染状況の深刻さが浮き彫りになった。

 環境保護部によると、汚染物の排出は大気質に影響する根本原因であり、石炭燃焼、自動車、工業、建築や交通の粉塵が主な排出源である。74都市の上半期大気質観測データの分析結果から、中国の大気汚染は、主に微小粒子物(PM2.5)とオゾンが急速に蔓延していること、汚染が総合的であること、広域に影響が及ぶことなど、複合型大気汚染の特徴を示していることが明らかになった。北京・天津・河北地区、長江デルタ、珠江デルタ地区の広域汚染は現地の汚染と相乗して、不利な気象条件が重なると、PM2.5等の汚染物濃度がより一層上昇し、その結果、大気汚染を深刻化させている。

 (人民網 7月31日)