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【石炭】

石炭企業は危機の中にチャンスを見出せ (13/07/31)
2013/8/9
中国【石炭】

 中国煤炭工業協会は2013年上半期石炭経済動向分析座談会を開いた。席上、中国煤炭工業協会会長の王顕政氏は、中国の石炭産業は新たな状況と問題に直面していると指摘し、石炭企業が困難な時期において企業発展戦略の見地から危機の中にチャンスを見出すことに期待すると表明した。

 王顕政氏は次のように強調した。第1に、2012年以降の全国の石炭市場情勢や主要石炭消費産業の発展動向を総合的に分析した限りでは、今年下半期と来年上半期中は石炭需給情勢を変えることが難しく、企業の経営難が一層激化するだろう。第2に、当面の石炭価格の下落、企業の借入金延滞の増加、赤字の拡大、職員の収入の低下など鉱区の安定が厳しい情勢に直面していることを十分に認識しなければならない。第3に、石炭資源税改革や、営業税から付加価値税への転換などの租税政策が企業の経営コストに及ぼす影響について分析を強化しなければならない。第4に、「総量規制・輸入の規範化・石炭価格の安定・負担の軽減」といった有効な措置を講じて、石炭経済の平穏な運営を維持しなければならない。

 王顕政氏は次のように表明した。石炭産業が直面する問題と然るべき対策は関係政府部門、企業や社会のコンセンサスになっているが、いざ解決となると相当難しいものがある。石炭企業が当面の困難や解決すべき現実問題を高度に重視しつつも、長期的に見据え、企業の発展戦略の見地から、危機の中にチャンスを見出すことを希望する。科学技術の進歩に依拠し、構造調整を速やかに推進し、発展パターンを転換する方針を断固堅持して、中国石炭産業のアップグレード版を打ち立て、石炭産業発展の科学化レベルを高めるため、弛まない努力を続けなければならない。

 (中国煤炭資源網 7月31日)