国家能源局は中国石油天然ガス(PetroChina)の「シェールガス標準化委員会」設立申請を承認した。委員会の事務局はPetroChinaの西南油ガス田公司天然ガス研究院が請け負う。

　第1期「シェールガス標準化委員会」は44名の委員から構成される。PetroChinaの孫徳龍副総裁が主任委員に就任し、国家能源局石油ガス司の楊雷副司長、中国石油化工(SINOPEC)石油探査開発研究院の金之鈞院長、中国海洋石油(CNOOC)探査部の蔡東昇副部長及び国家能源シェールガス研究開発センターの劉玉章副主任が副主任委員を務め、PetroChina品質標準管理部の揚果副部長が事務局長を務める。

　「シェールガス標準化委員会」はシェールガス標準の統括管理、シェールガス産業チェーン全体の標準体系の確立、シェールガス共通及び基礎標準の制定を展開し、シェールガスの専門領域の標準制定など関連する標準化作業も共同で展開する。国家能源局はPetroChinaがシェールガス標準化技術委員会の日常管理及び標準化事業の実施や申請などの業務に対して指導を行うことに同意した。

　卓創資訊のエネルギーアナリスト李氏によると、技術標準の制定はエネルギー開発における重要なステップであり、産業発展にとって極めて大きな指導的役割を発揮する。特にシェールガス産業の場合、統一的な標準がなければ、採掘されるのがシェールガスであるのかどうかを区分する術がない。また、採掘過程において環境保護など各方面の要請に対して細則によって導くことが必要である。

　（中国国際入札網 8月1日）