消息筋によると、中国石油化工(SINOPEC)と米国の上場企業Weatherford社がシェールオイル技術サービスの合弁会社設立について交渉を進めている。エネルギー消費大国である中国は、海外技術の助けを借りて膨大なシェールガスとシェールオイル資源の開発を図っている。

　SINOPECとWeatherfordの合弁企業は同種企業の中でも最大規模になる見込みであり、Weatherfordの技術とノウハウをSINOPECのシェールオイルガスにおける成長ポテンシャルに結び付けることが狙い。技術的に採掘可能な中国のシェールガス資源は世界最大規模と見られており、中国は、米国のエネルギーに巨大な変革をもたらしたシェールガスの繁栄に倣おうとしている。

　消息筋の一人である関係業界の幹部は、交渉が順調に進めば、年内にも合弁企業の設立が発表され、SINOPECが経営支配することになる。資本金は少なくとも500億ドルに上る。合弁企業の業務はボーリング、油井建設から設備の製造など各分野に及ぶ。SINOPECの傅成玉会長も含め両社の上層部は今回の提携に非常に前向きである。

　（中国証券報 8月2日）