ロシアのミハイロフ前原子力相（現ロシア連邦原子力庁戦略安定研究所所長）は、アトムストロイエクスポルト社の監督の下で建設された中国の田湾原子力発電所第1期はロシア原子力分野の一大成果であると表明した。

　今年ロシア側が引き渡して商用運転を開始した田湾原子力発電所は、単基出力が中国で最も大きい原子力発電所である。中露両国が1997年に契約して、建設を開始した。VVER-1000型原子炉の1号機と2号機で総出力は2000MWになる。ミハイロフ前原子力相が9年前に中露間の契約をまとめた。

　なお、ロシア連邦原子力庁は今年、原子力産業の再編を実施し、株式会社「アトムエネルゴプロム」を設立した。これは原子力分野の民用企業を統合した連邦所有の会社である。さらに、連邦原子力庁を基に国営原子力会社「ロスアトム」を設立し、「アトムエネルゴプロム」と軍用原子力企業をその傘下に収め、ロシア連邦原子力庁長官キリネンコが代表取締役に任命された。

　(俄新網 RUSNEWS.China 12月24日)