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【石油・天然ガス】

ロシア東部からアジア・太平洋地区への天然ガス輸出は将来年間500億m3の見込み (2007/12/24)
2007/12/24
アジア【石油・天然ガス】

 ロシアの国営天然ガス会社ガスプロムのアナネンコフ副社長は24日、シベリア及び極東からアジア・太平洋地区への天然ガス輸出は将来的に年間500億m3となる見込みであると表明した。アナネンコフは、「東ルートから中国への供給問題については目下詳細な検討を進めており、ヤクート共和国のチャヤンジンガス田の天然ガスを供給することになる。韓国との間では天然ガス供給に関する政府間協定に調印した。サハリン2の天然ガスは契約に基づき日本に供給する」と述べた。

 アナネンコフは、日本への液化ガス供給は2008年末、韓国へのパイプラインガス供給は2012年、東ルートから中国へのパイプラインガス供給は2016年になると強調し、もし天然ガスパイプラインが北朝鮮を通過することになれば、北朝鮮にも天然ガスを供給する可能性も出てくるとした。

 価格について、アナネンコフは、ロシア国内の天然ガス価格は必ず変化することになるとし、これに応じた輸出価格の引き上げ率は政府が決定することを明らかにした。また、極東の天然ガス消費者向け価格は2011年以降、天然ガス輸出価格よりも35〜40%低いものとなることを強調した。

 (俄新網 RUSNEWS.China 12月24日)